2008年10月25日土曜日

『虹物語』 志水辰夫 集英社

そうとう前の短編集で、驚くくらい筆致が若い。シミタツってこういう時代もあったんだ、というつまらない感想。

2008年10月23日木曜日

『借金取りの王子』 垣根涼介 新潮社

『君たちに明日はない』続編。どうして続編ってパワーが落ちるんだろう。予定調和だからか? そもそもが二匹目のどじょうをねらっているからか。

2008年10月20日月曜日

『おそろし』 宮部みゆき 角川書店

宮部版百物語。恐ろしいのは妖怪でもお化けでもなく、人間だとつくづく思う。作者はやっぱり百物語だからあと19巻は、とかいうことだが、このままじゃ”おちか”が可哀想すぎ。

2008年10月19日日曜日

第二回伊佐沼合宿

川越祭りの初日で大変な人出のなか、今年も敢行した伊佐沼合宿。ちょっと暑かったとはいえ、練習不足がもろに出て、完走すら出来ないというていたらく。ああ。風呂に入ってビールを飲んで余計によれよれに。本番まであと3週間。まずい。

2008年10月14日火曜日

『空飛ぶタイヤ』 池井戸潤 実業之日本社

走行中のトラックのタイヤが外れて通りすがりの母子を直撃したという”あの”事件をモデルとした小説。あくまで小説であって、事実ではない。でもやはり思い出してしまう。結局あの事件の真相はよく分からない。刑事事件としては国土交通省へ虚偽の報告をしたとして当時の社長らの罪が確定しているが、一方でマスコミのバッシング、虚報とかいう話もある。事件が事件だから当たり前だけど読み終わってもすっきりしない。

2008年10月11日土曜日

『ワイルドファイア 上・下』 ネルソン・デミル 講談社文庫

口の減らないヒーロー、ジョン・コーリーがまたも大活躍。なんで映画化してくれないのか。主役はブルース・ウィリス以外には考えられない。うーん。

『ローバー、火星を駆ける』 スティーヴ・スクワイヤーズ 早川書房

なにを隠そうアポロ計画のミッションをリアルタイムで見ていた僕は(まさに20世紀少年だ)ロケットフリークで、この手の話にはめちゃくちゃ弱い。ほとんどおじさんホイホイ状態。
2004年の1月に着陸した火星探査車のスピリットとオポチュニティの2台は当初の3ヶ月という予定を大幅に超えて今も活動しているという。すごい。動いているところを見てみたい。

2008年10月5日日曜日

今年も駅伝

もう今年はないと思っていた駅伝に今年も参加することに。未確認情報だがなんと「チーム冷や水」は今年はなんと2チームエントリーするかもしれないという怖ろしいことに。
ということで仕方なくジョギングを再会。気温30度以上では体に悪そうだから走らないと決めていたが、どうも最近は涼しくなるのが遅すぎる。しかし体が重いこと。こねこが自転車で伴走しているのだが、とうちゃんがんばれとの声援も空しく途中で歩く始末。再来週の合宿もしんどそうだ。

2008年10月4日土曜日

『褐色の文豪』 佐藤賢一 文藝春秋

『黒い悪魔』の続編。いわゆる大デュマの生涯。『モンテクリスト伯』は面白かったという記憶があるけど、こういう人だとは全然知らなかった。なんとも大人物。スケールがものすごいて感動的ですらある。

2008年9月29日月曜日

『シャイロックの子供たち』 池井戸潤 文藝春秋

やっぱり銀行員にならなくて良かったと思う今日この頃。

2008年9月28日日曜日

『サウスバウンド』 奥田英朗 角川書店

中野編はいらないんじゃないの? エピソードが西表編に全然つながっていない。西表編だけだったら○。

2008年9月24日水曜日

『サニーサイドエッグ』 荻原浩 東京創元社

『ハードバイルドエッグ』の続編。残念ながらプロットが前作と大同小異でいまいち。重要な脇役が死なないだけずっといいが(死なないけど消えちゃったけど、そんなに残念に思うほど書き込まれていなかった)。

2008年9月21日日曜日

「日経TEST」を受験した

しょぼしょぼと小雨が降るさえない日曜日、特別休暇の最終日に学習院大まで出かけて第一回「日経TEST」を受けてきた。
「日経TEST」とは、「ビジネスの世界に入ろうとしている人々から、ビジネスの世界ですでに活躍中の方々まで、ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります。」とのことで、TOEICのビジネス版を目指そうって感じの検定だ。4択100問を80分で、という設問でじっくり考える時間はない。
もっと若い人が多いのかと思っていたけど、学生は自分の学校で集団で受けるのか案外と年齢層は高い。ほとんどが男。受験者数は1万人ちょっととかで、日経新聞であれだけ宣伝しててこんなものかと判断するか、受けても当分は一文の足しにもならないのにこんなに受けるのかと判断するのか微妙。
問題はやたらと出題範囲が広くて、きちんと勉強していっても(いかなかったけど)どうかな、という感じ。毎日新聞を読んでいても自分が気になるところしか読んでいないのが良く分かった、というのが感想。くたびれた。

『株価暴落』 池井戸潤 文春文庫

正義感あふれる銀行員と不正している悪徳銀行員の対立ってワンパターンすぎ、って文句言いながら3作目。

2008年9月20日土曜日

『映画の中の昭和30年代』 片岡義男 草思社

青山ブックセンターで購入。出版社も書店も民事再生を申し立てたところだ。ははは。
昭和30年代といっても30年代の前半に撮影された映画ばかりなので、風景や風俗は当然まったく馴染みがない。この時代、わずか10年ほどでまるで別の国になってしまったことが自分の実感としてよく分かる。

休暇三日目

勤続25周年の特別休暇が失効しそうになってようやく取った休みも三日目。8月の旅行で金も使い果たしたので家の中でのんびり。天気も悪かったし。
外出したのはゴルフ練習場とジョギング。去年出場した駅伝大会に今年も出ることが決定。しかも2チームエントリーというおそろしい話になってきた。3月に花粉が飛び始めてから全く走っていなかったので2キロほどでよれよれに。10月の合宿もやばそうだ。困った。

2008年9月18日木曜日

『治療島』 セバスチャン・フィツェック 柏書房

薬漬けになって現実逃避していた間が一番幸せでした、というのがなんとも救いがたい。物語としてはおもしろかったけど、いささか暗い気持ちになった。

2008年9月17日水曜日

『とり残されて』 宮部みゆき 文藝春秋

相当前の作品。紙一重というか、あっちに行っちゃってる人たちの話。怖い怖い。

2008年9月15日月曜日

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

こねこと行ってきました。いやはや。ある意味弾けていて、横浜市全面協力はいいけど中田市長が防災服姿で、市民を救うんだ!と激をとばしていたりする。ラストは日本丸に反重力装置を積み込んで、M78星雲にむかって出航!だもの。願わくはこねこが自分の子どもと見に行くくらいずっとやっててね。

『最終退行』 池井戸潤 小学館

最終退行、って何? まず思ったらこれが最後のカギ締めのこと。なんだ。
舞台は違うが、前に読んだ『オレたちバブル入行組』とほとんど同じと思っていい。バブルが弾けた後の銀行のどーにもならない日々、保身しか考えていない上司、表面上は従っていてもどこかで人間としての誇りを捨てられない主人公、そしていったんは敗北するがどんでん返しがあって、やっぱり銀行で生きて行こう・・・。
銀行に就職しないでよかった。

2008年9月13日土曜日

『警察庁から来た男』 佐々木譲 角川春樹事務所

なんとも中途半端な作品。倍くらいの厚さならもしかしたら解消されたのかもしれない。
大体主人公が誰だか良く分からない。ラストシーンであたふたした挙句に犯人に盾にされた検察庁キャリアにグッジョブ!って嫌味なのか?

2008年9月12日金曜日

『1960年、青年と拳銃』 片岡義男 毎日新聞社

こういう本を読む暇があるのなら、TSUTAYAに行ってDVD借りてこい、と自分で突っ込んでもしょうがないのですが。赤木圭一郎の映画観ていないんです。

2008年9月7日日曜日

『それでも、警官は微笑う』 日明恩 講談社文庫

この人の作品の主人公ってみんな格好いいよなあ。雄大もぶつぶつ言いながらも段々武本みたいになっていくんだろうか。楽しみ。

2008年9月1日月曜日

『ダック・コール』 稲見一良 ハヤカワ文庫

品切れ重版未定、とは絶版ただ言い換えただけというのが常識だが、これは本当の何年かぶりかの重版で蘇った。光文社文庫での口コミが広がってきたのか。ありがたや。

2008年8月31日日曜日

『アメリカ第二次南北戦争』 佐藤賢一 光文社

世界史のはじっこの方からとんでもない題材を見つけ出してくる佐藤賢一のことだから、南北戦争はいったん終結したが実は第二幕があったのでした、ということかと思いきやなんと近未来小説!とは。
これだけでびっくり。おなじみ「はん」という捨てセリフが少ないだけ切れがちょっとという感じは否めない。しかしつくづくと日本人は文句言いながらアメリカのことが気になってしかたがないんだよな。
昨日までアメリカの辺境のグアムに行っていたのでリアルでした。

2008年8月25日月曜日

『男坂』 志水辰夫 文藝春秋

同名の短編は収録されていない。老年となり、しんどいよなあとしか感想がない人生を歩んできた主人公たちの物語を総称して『男坂』。女坂だって楽じゃないだろうけど。勾配は緩やかだけど登る高さは同じだから。

2008年8月23日土曜日

『うらなり』 小林信彦 文藝春秋

うらなりから見た『坊ちゃん』とその後日談。どんな風に書いても小林信彦は小林信彦であるということが良く分かる。マドンナと歳をとってから会う場面はいたい。会わなきゃいいのに。

2008年8月20日水曜日

『ユニット』 佐々木譲 文藝春秋

少年犯罪、DVという考えるだにげんなりするテーマと、その主役たちの物語。ユニット、というより相棒、というほうが合うじゃないかと思ったけど。
ふたつのユニットが出来てからラストまでがあっさりしすぎかな。贅沢ですが。

2008年8月18日月曜日

『きみは誤解している』 佐藤正午 岩波書店

角川書店の『野生時代』に掲載した短編を岩波書店から刊行? しかも競輪の話? いったい何があったんだ、という内容とは無関係な感想が。

2008年8月17日日曜日

『白い指先の小説』 片岡義男 毎日新聞社

現代が舞台なのは明白なのだが、この人の小説は60年代や70年代が間違いなく似合う。メールやケータイがなくて連絡を取り合うこと自体がドラマだった頃が。

ウルフェス2008

今年もこねこと行ってきた。10時開場だが9時過ぎには到着して10時15分からのライブショーの順番待ち。しかしマンネリの極みだよなあと思いつつ、今年ではや何年目。こねこが興味をなくすまで後何年だろう。行かなくなったらそれはそれで寂しいんだろうなあ。

2008年8月15日金曜日

『さよならバースディ』 荻原浩 集英社

しんどい話だった。ボノボって可愛いからね。それにしても荻原浩は主要人物を殺しすぎ。生きているままでも同じように感動を与えられるはずと思うのだが。

使い捨てデジカメを買った

今日プラザクリエイトから限定先行発売された「ECOdigi MODE WATERPROOF」を近所の55stationで買った。1980円。50枚撮るとメモリーが一杯になって55stationでデータを吸い出して一枚37円で紙焼きして、データをCDに焼いてくれるという。これは3メートル防水だけど、フィルムの従来型の防水使い捨てカメラが1280円で売っていたので割高感はあるけど、ネガをスキャンしてデータ化することを考えたらこんなものか。
使い捨てとはいいながら、液晶は廃棄されたケータイを再利用したとかで、その辺はぬかりない。しかしこのデザインはなんとかならんか。それと従来型の防水カメラはがっちりプラスチックケースで密封されてるが、これは防水ケースを簡単に外せてしかもパッキンがどうにも頼りない。プールに沈めて大丈夫なのかなあ??? 念のため無事に使い切るまでレシート取っておこう。

2008年8月11日月曜日

『クレオパトラの夢』 恩田陸 双葉文庫

人の記憶や想いはいかに相対的なのか。藪の中、が主題ではない小説でも恩田陸は常に書いている。その通りです。

『うさぎおいしーフランス人』 村上春樹 文藝春秋

村上春樹は昔から脱力系の軽いエッセイを出してきたけど、これもまた。でもギャグの切れがない。

2008年8月10日日曜日

『隠蔽捜査』 今野敏 新潮文庫

なんとも微妙な主人公だ。小説としては筋が通っているからまだいいけど、こんな奴と絶対にかかわりたくない。

一周忌

ちょっと早めに父の一周忌の法要。彼は社会的地位だとか経済的な成功だとかにはとんと縁がなかったが、こうして遠くから親戚が集まってくれるのを見るとつくづくそんなの関係ないと思う。それにしても集まったメンバーを見ると代替わりしたんだと感じる。

2008年8月8日金曜日

『帝都東京・隠された地下網の秘密 2』 秋庭俊 洋泉社

文句言いながら第二弾。「おそらく」の頻度が少ない分面白くなかった。

2008年8月7日木曜日

『帝都東京・隠された地下網の秘密』 秋庭俊 洋泉社

いったい何百回「おそらく」と書いてあるのだろう。「おそらく」と「そんな気がする」だけでこれだけの「物語」が書けるのも才能だと思うが。同じネタでもっとまともに文章が書ける人だったら気持ち良く騙されただろうに。

2008年8月5日火曜日

『民事再生法 要点解説と条文対照』 新日本法規

ああ。

『迅雷』 黒川博行 文春文庫

この人の作品に出てくる犯人ってろくでなしのくせに、頭切れすぎ。おもしろいけどね。

2008年8月2日土曜日

『押入れのちよ』 荻原浩 新潮社

つまねことこねこが実家に泊まりに行き、一人残った僕は民事再生手続きに詳しくなり。いや独り言です。
うまいし、怖いけど直木賞はムリでしょう。この作品では。間が悪かったんですね。

2008年7月30日水曜日

『君たちに明日はない』 垣根涼介 新潮文庫

こんな気がめいる仕事をテーマに、ぎりぎりのところで踏みとどまる作者の技量に感服。というかこんなテーマで書く勇気に。

2008年7月29日火曜日

『憑神』 浅田次郎 新潮文庫

浅田次郎はなぜか読まず嫌いで(とはいえ結果的には結構読んだが)今まで来たのだが、この作品はすごい。主人公が格好よすぎるのは確かだけど。しかし貧乏神も厄病神も、なんだかいい人なのがおかしい。

2008年7月27日日曜日

『ドリームガール』 ロバート・B・パーカー 早川書房

スペンサー・シリーズ第34作。さすがにいつもの通りで、この辺で入浴シーンが出るぞと思うとやはり由美かおるが、状態。文句言っているわけではもちろん全然ありません。
スペンサー・シリーズでかつて関わった子供が成長してまた登場する作品では、スペンサーが擬似父親として見守って、助けてめでたし、というのが多いような気がするけど、この作品のラストは苦い。

2008年7月26日土曜日

『空中ブランコ』 奥田英朗 文藝春秋

伊良部一郎シリーズ第二作。軽く読めるけど、いまいち。第一作より更に毒がなくなって。ずいぶんいい人になってしまった。いいんだけど。

2008年7月21日月曜日

買ってもらって文句言ってはいけないのですが

誕生日のプレゼントに自転車を買ってもらう。もとからつまねこと兼用のつもりだからママチャリは当然。でもなあ荷台のカゴって・・・・萎えるんだな。隣に置いてあったGIANTのクロスバイク格好よかった。ああ。

2008年7月20日日曜日

『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』

こねこと観に行って来ました(笑)。案外と混んでいて予約を取っていって正解。
まあどうでもいいんですが、
①やっぱりウェンツってなあ
②田中麗奈は特殊メイクなしでも猫娘まんま
③CGもよく出来ているんだけど、どうも「乾いた」感じ。妖怪ってぬるっ、びしゃ、って感じ(触ったことないけど)がするんじゃないかなあ。

『オレたちバブル入行組』 池井戸潤 文藝春秋

装丁と青春小説みたいなタイトルで損してる。中身は超リアルな銀行の内実と復讐譚で、背筋が凍る話と言っていい。今は吸収合併されてなくなってしまった銀行に就職していった僕の同級生たちは今頃どうしているだろうか。他人事じゃない思いで読んでいた。結末のつけ方には不満がある。ここは告訴しなくていけないだろう。主人公の野望のためにはこうするしかないんだろうけど。後味はよくない。銀行ってそもそもそんなところなんだろうけど。

2008年7月19日土曜日

こねこお菓子をもらう

ということで午前中はつまねこの怒りの鉄拳でばしばし勉強させられていたこねこは、昼食にとんかつ定食をたいらげて復活し(こいつは立ち直りだけは早い。怒られたこともすぐ忘れる)、一緒に屋外のプールに。先週はここに来る途中でクレジットカードを落として大騒ぎしたのだが、今日は平和に水泳を楽しんだ。やっぱり外で泳ぐのはいいなあ。
帰路にバスを待っているとおばあちゃんたちの一団と一緒になった。どうもあちこちを散策して楽しんでいるらしい。バスの中でこねこはお菓子をたくさんいただいた。こいつは性格はケロロみたいな奴だが、顔立ちだけはいいので赤ん坊の頃から街中で知らないお年寄りからあんまり可愛くて、とか言われてよくお菓子をもらってきた歴史がある。おお良くやった、と帰宅しておやつにしました。

『日本橋バビロン』 小林信彦 文藝春秋

小林信彦は父とほぼ同年代で、そのせいもあって戦前・戦後の回想の文を読むと、住んでいた場所も環境も全くちがっていても親しみを感じていた。まもなくこうした世代がいなくなると戦前は江戸時代と同じくらい遠い世界になるのだろう。

多分梅雨明け

あまりの忙しさに読書メモしかつけられなかったこの数ヶ月。梅雨明けとともにようやくひと段落。
今朝書留が届いた。なんとこねこの夏季講習の組み分けテストの結果。なにも書留で送ることなかろうに。しかも結果はどべ。まったくもうこの子は。DS取り上げ決定。いやはや。

『月の裏側』 恩田陸 幻冬舎文庫

怖いなあ。自分が自分でなくなってしまったのに、それが自分でも分からないのは。淡々としているから余計に怖い。

2008年7月16日水曜日

『四度目の氷河期』 荻原浩 新潮社

またも直木賞落選、残念。ま、無冠の帝王もかっこいいけど。
標本として安置されているアイスマンに向かってお父さん、と呼びかけるという書き出しでどうなるかと思ったけど、さすが荻原浩でめちゃくちゃまっとうな青春小説。人と違うことを気にする、疎外するのが思春期なら、それでいいじゃんと思うのが青春期、俺はちょっと違うぜとはもう思えないのが中年か。

『二度のお別れ』 黒川博行 創元推理文庫

24年前に刊行された本。著者のデビュー作とあって、最後の章あたりは???の出来だけど、たしかに同時期に発生したグリコ・森永事件を思い起こすところも多くて、著者が刑事に執拗に職務質問を受けたというのもムリはない。

2008年7月14日月曜日

『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』 矢作俊彦 講談社

見ていないんだよなあ、原作のTV。放映された頃ってめちゃくちゃに忙しくてそれどころじゃなかった。
DVD借りてきて見るか。
それはともかく。数十年ぶりに浦島太郎状態で戻ってきて、ギャップに驚くというのは『ららら化學の子』と全く同じで、なんだよという感じもする。が、本書のほうがずっとこなれていて楽しめる。それにしてもホームレス、もとい宿無しだったくせに新宿に戻ったとたん大活躍の木暮修、あんたが一番のマンスーパーだって。

2008年7月12日土曜日

『蒲公英草子』 恩田陸 集英社文庫

のどかな雰囲気の中にもなにか起きそうな気配が終始漂っている。それにしても最後の『彼らが、そして私たちが、これからこの国を作っていくことができるのか、それだけの価値のある国なのかどうかを彼に尋ねてみたいのです』って言葉が重い。

2008年7月10日木曜日

『負け犬』 志水辰夫 講談社

負け犬 志水辰夫 と続けて書くだけであとは何もいらないような気がする。
短編集のタイトルは『負け犬』だけど、同名の短編はない。つまりここに出てくる男たちをひとくくりで言うと負け犬というわけか。勝ち組ならいいっていうことじゃない。負け犬だって別にいいんだ。

2008年7月9日水曜日

『武士の紋章』 池波正太郎 新潮文庫

池波正太郎の初期の作品を集めたもの。とても珍しい現代(といっても50年も前だが)の人物を主題とした『三根山』と『牧野富太郎』が面白い。いま、三根山みたいな相撲取りはいない。わずか50年なのに。

2008年7月7日月曜日

『アンダーリポート』 佐藤正午 集英社

尊敬する売れない作家、佐藤正午の交換殺人をテーマとするミステリ。相変わらず時間軸の使い方がうまくて、冒頭のシーンと最後のシーンがぐるっと回って閉じている。
映画の中でしかお目にかかれない交換殺人なんてものが本当に存在したのか?と主人公は追い詰めていく。犯人かもしれない女たちの気持ちはとても重い。
タイトルで損してる。アンダーリポートってどういう意味だ? 下書き? この辺は編集者の責任なんだろうけど。

2008年7月6日日曜日

『おたから蜜姫』 米村圭伍 新潮社

不思議なくらい売れない米村圭伍の『蜜姫』シリーズ第二作。竹取物語の成立の謎にまで迫る壮大な歴史ミステリなのだが・・・。うーん、ちょっと重すぎ。正直辛かった。もっとお気楽な物語のほうがこの人のテイストにあっていると思うのだけど。ということでこれも売れない(売れていない)んだろうな。

2008年6月29日日曜日

『そして、警官は奔る』 日明恩 講談社

訳あって第一作の『そして、警官は微笑む』より先に読んでしまいました。相変わらずヘビーな、不法滞在の外国人の問題を主題とする。
この作家、警官を主人公とするシリーズも、消防士を主人公とするシリーズも2作づつしか書いていない。それはないでしょう、キャリアとして警視庁に入った潮崎を書かないでどうするのよ。

2008年6月25日水曜日

『祝宴』 ディック・フランシス 早川書房

もう読めないと思っていたディック・フランシスの新作『再起』が刊行された時にはすぐに買ったのだが、本書は息子との共著、とのことでなんだかなと思ってとうとう買わなかった。今回図書館で借りてきたわけだけど、ま、それもいいかという感想。そもそも奥さんが生きていた時から本当は奥さんが書いていたのでは?とか噂があったくらいだし。ずいぶん雰囲気が以前とは違うのだけど、息子との共著のせいなのか、菊池光の訳ではないからなのかは不明。決してうまい訳者ではなかったけど菊池光の訳で読めないのがとても淋しい。

2008年6月22日日曜日

『破弾』 堂場瞬一 中公文庫

警察小説大好きのウォッチマン一押しの刑事鳴沢了シリーズの第二作。買ってから気づいた。しまった第一作は『雪虫』だった。でもこれは警視庁に転職してからの話なので、これはこれで独立して読める作品。でもねえ、制度的には年齢制限とかクリアすれば新潟県警を辞めて警視庁の試験を受け直すことは出来るけど、そんなことってありなんかなあ。やせ我慢=ハードボイルドであるなら、これ以上やせ我慢している主人公もないけど、そこだけは物語だからって許せるかどうか。
中公文庫でなぜこのシリーズが、ってずっと思っていたけど堂場瞬一って読売新聞の記者だったんだ。納得。

『噂』 荻原浩 新潮文庫

人よりはずいぶん本を読んでいるつもりだど、こういう本を今まで読んでいなかったかと思うと刊行されている、これから毎日刊行される星の数ほどの本の点数と自分の寿命を比べて絶望的な気持ちになる。
ということで恐れいりました。でもさあ敵討ちしたい気持ちは分かるけど立場ってものが。きもさぶ。

2008年6月18日水曜日

『深追い』 横山秀夫 実業之日本社

ちょっと前に刊行された警察小説。いつものように地方都市の陰々滅々たる警官たち。現実の警官たちってもっと普通で、退屈で、こんなに陰険ではなく・・・きっと。強盗殺人事件なんて(不謹慎であっても)ほとんどお祭り騒ぎなんだろうな。

2008年6月16日月曜日

『TSUNAMI』 高嶋哲夫 集英社

『M8』の続編。登場人物はほとんど同じ。今回の地震は3つ同時で、当然『M8』の何十倍もの被害が出る。東北の地震のニュースを聞きながらこの本を読むのは強烈な体験で、2日で読んでしまった。高さ数十メートルの津波(10階建てのビルの高さ!)なんて来た日には防ぎようもない。
違和感があったのは、作者は『M8』から首尾一貫して、今はムリだけど頑張ればいつか地震予知が出来ると思っているということ。ならいいんだけどさ。出来るのかなあ。

2008年6月14日土曜日

『小説以外』 恩田陸 新潮社 

つい1年ほど前まで恩田陸は読まず嫌いしていたんだけど、たまたま手にしたらあっという間にはまってしまって、今や文庫化されている作品はほとんど読破ということになってしまった。で、これは今月文庫になったんだが、ぱらぱらと立ち読みしてもいまいちの感じ。で図書館で借りてきた。
やっぱりもうちょっと。15年分のエッセイのまとめだから読み応えがなくても当たり前だけど、この人エッセイ下手。残念。

2008年6月12日木曜日

『埋み火』日名恩 講談社

雄大もちっとは(だいぶ)大人になってきて、おとーさんは嬉しい。
著者はこの本の後3年も新刊を出していない。守はアメリカに行って何を見つけてきたのか? 「あの人」とは? 頼む続編を書いてくれ。

2008年6月8日日曜日

『青年の完璧な幸福』 片岡義男 スイッチ・パブリッシング

片岡義男の作品は全て読んできたのだが、近年刷り部数が少なくなってきたのか定価が2000円超ばかりになってきてさすがにパスしてしまった。でもやっぱりと気を取り直して、昨年刊行のものを購入。
神保町って旅館や映画館などすっかり姿を消してしまったものと、古書店やラドリオやミロンガみたいにまだあるものが混在しているんですね。そういえば新宿と神保町を結ぶ都電って、靖国神社に行くためにおばあちゃんと良く乗っていたことをこの作品を読んでいて思い出した。明治通りにはトロリーバスも走っていたっけ。

2008年6月1日日曜日

『鎮火報』 日明 恩 講談社文庫

たちもり めぐみ と読む。恥ずかしながらずっと読めなかった。
親本が2003年に出て、文庫が2005年刊行。ごめん全然知らなかった。知らなくて損した。わが国初の消防士小説だというのに。うーんやられた。雄大かっこ良かったぜ。任務に励めよ。

『5』 佐藤正午 角川書店 

佐藤正午7年ぶりの長編小説でありながら、昨年1月の刊行以来まったく話題にならず。ま、この人の本って売れない。文庫の『Y』とか『ジャンプ』とかは実は大変なロングセラーだったりするから、正確には売れていないのではないけど、まあ売れないほうになるんだろう。人を喰ったような会話を真似した(と思われる)作家は何人もいるから影響力はきっとある。多分。
しかしあいかわらずもてもてなんだよな。この人。主人公と作家を同一視してはもちろんいけないんだけど、やっぱりもてもてとしか思えない。本筋とは全然関係ない話なんだけど。

2008年5月17日土曜日

公開授業

いったい何日ぶりの晴天で、何日ぶりの汗をかくような陽気か。これも異常気象なんだな。きっと。
昨日今日とこねこの小学校で公開授業(昔で言うところの授業参観ね)につまねこと出かけてきた。昔は一日だけだった記憶があるけど、平日と週末に両方やって親の便宜を図っているのかな。毎週土曜日授業やればいいのに。ちなみに今日授業受けたから月曜日は振替休日。ぬるいなあ。
昨日からこねこにはぼんやりしていたら頭ぐりぐりだぞ、と脅かしておいた成果があったようで(ちなみに昨日は全く集中力にかけていた模様)見ている間はなんとかちゃんとやっていた。
こねこも普段から姿勢が悪く、というか長いこと姿勢を保っていられずにぐにゃぐにゃしているのだけど、他の子はもっとひどかった。なんでだ。先生も注意はするんだけど、叱らないんだなあ。言うこと聞かなかったらチョークくらい投げつけたっていいのに。
とかなんとか思いながら1時間。つまねこは更に1時間。5時間目に不意をついてまた見に行ったら案の定鼻をほじりながら表を眺めていた。もう見に来ないと安心しきっていた模様。この馬鹿者。ちゃんと I'll be back って言ったじゃないか。英語勉強しとけ。

2008年5月6日火曜日

natural Beatでお茶

表参道ヒルズでジェラートとカプチーノ。

2008年5月3日土曜日

鉄道博物館は今日も

ようやくGWに突入。毎年正月休みが明けてからGWが待ち遠しくて仕方がないのだが、今年は例年にもましてようやく!感がひとしお。ああくたびれた。
それはともかく雨の中鉄道博物館に3人で出かけてきた。開館時間の30分前に到着したのだが、とんでもない長蛇の列が出来ていた。ま、こんな日に行くほうがいけないのだが。
目当てのアトラクション、ではない展示物は三つ。1.ミニ運転列車(雨のため午前中は休止) 2.D51運転シミュレータ(開館後5分で予約一杯) 3.解説付きジオラマ(1時間待ち) ということで根性のない我が家はどれも駄目で、一般展示を見て帰ってきた。交通博物館の時代に比べればそりゃあまあ立派になったけどさ、ここまで混むほどのもんじゃ、というのが率直な感想。
帰りは大宮ルミネで「Lanai」というハワイアン料理の店で食事を。テラスで食べるロコモコは結構おいしかったし、フリードリンクのメニューの中に白ワインが。お徳でした。
ということでGW初日終了。

2008年4月29日火曜日

デーゲーム

昨日は7時半から21時過ぎまで仕事をしていたものの終わらず、力尽きて帰宅。やれやれ。
今日は気分一新で、前からこねこと約束していたライオン ズvsホークス戦に出かけた。球場は思いのほか混んでい て、ライオンズの応援団の真ん中の外野自由席にようやく もぐりこむことが出来た。しかしこの球場は半端に屋根を かぶせる前の方が良かった。特にGWのデーゲームなんて。
試合は両チームの先発のコントロールがままならずやたら と時間がかかる展開に。ルールがまだ良く分かっていない こねこは大音響の中寝てしまった。この男、体ばかりおお きくなったけど、まだまだ赤ちゃんということとがばれて しまった。
ということで2時間たってもまだ4回。ま、ビールがおいし かったからいいか、と引き上げてきた次第でした。ライオ
ンズ負けていたけどどうなったんだろ。

2008年4月20日日曜日

こねこへの宿題

問題
こねこは、ゲームは一日30分だけという約束を守らずこの20日間毎日3時間もやっていました。さて、何日分余計にゲームをやったでしょう。

さんざんヒントをあげたのに出来なくて涙目。ああ。やっぱりDS没収だ。

新幹線車内で会社社長が全裸──静岡県警、公然わいせつ容疑で逮捕

2008/04/20配信
 静岡県警浜松中央署は19日、新幹線の車内で全裸になったとして公然わいせつの疑いで、大阪府高槻市古曽部町3、インターネット関連会社社長、岡田良介容疑者(42)を逮捕した。 調べでは、岡田容疑者は19日午後4時50分ごろ、東京発名古屋行き東海道新幹線こだまの新富士―静岡間で、車内の通路で服を脱いで全裸になった疑い。 同じ車両の女性会社員(26)が「キャー」と声を上げ、警戒のため乗車していた鉄道警察隊員が駆け付けると、岡田容疑者はすでに服を着ていたという。岡田容疑者は浜松駅で下車し、連絡を受けた浜松中央署が事情を聴いていた。

おお、会社社長渡辺ゴードンさん(52歳)と同じ趣味の方が。
・・・『ペンギンの問題』をぜひご一読下さい。

2008年4月13日日曜日

ボケモンまたはバカモン

ニンテンドーDSを手にしたこねこは案の定やりまくり。ポケモンって20年も手を変え品を変えてきただけあって、その吸引力はやはりすごい。親の小言なんて鉄壁の守りで跳ね返してしまう。
ということでこいつはボケットモンスターまたはバカモンスターと言われてもへらへら。父ちゃんトレーナーは調教に苦労している。

2008年4月12日土曜日

春先というのは

鼻水は出るし、目は痒いし、微熱が出るし、くしゃみして目が覚めるし、人事異動はあるし、挨拶回りや歓迎会や送別会や残念会や、花見やらとにかく忙しい。
ということでようやく一息。でも来週は飲み会三連ちゃんなんだよね。自分で予定いれちゃったのだけど。ああ。

2008年3月30日日曜日

花寒の日曜日

北風が冷たく、夕方には小雨が降ってきた。部屋の中の人口密度が低いせいもあって久しぶりにエアコンを入れた。
ゴルフ練習場までぶらぶらと歩きながら花見を。桜の木は花が咲かないかぎりとても地味な木だから、何年も住んでいるのにあれこんなところに、と毎年驚いてしまう。来年の開花までまた忘れてしまうのだろう。しかしこのぼってりした濃厚な花を見ていると、根もとには屍体のひとつやそこら埋まっていてもおかしくないとつい思ってしまう。
ゴルフのほうはね、ようやく(泣)肩を水平に回すという意味が分かって、途中からおもしろいようにナイスショットが(泣)。

2008年3月29日土曜日

桜満開の日に

つまねことこねこは帰省中。こねこは塾の組み分けテストで念願の昇級を果たし、帰ってくるときにおじいちゃんの家に預けてあるDSを持ってきてよろしいというお許しが出て、大喜び。ただし次のテストでまた下のクラスに落ちたら没収という約束で。ま、どう考えても没収だな。あのお猿さん並にゲームやりまくる姿を見ていると。
ということで静かな土曜日。花粉もだいぶ落ち着いてきたし。のんびりのんびり。

2008年3月23日日曜日

Wilson 8802

あんまりパットが悲惨なのでパターを買い換えるつもりでいた。いま使っているのは義父からもらった代物。なにげに調べてみて驚いた。復刻版とはいえ、名器と賞賛されているじゃない。いやはや。すみません。もっと練習します。でもこれスウィートスポットが狭くて難しいんだよね。

散骨

とても穏やかな春の海に父の遺骨を散骨してきた。本当は海が見える墓に葬ってあげたかったけど、諸般の事情で畑の中になってしまった。これで気がすんだ。南無阿弥陀仏。

2008年3月22日土曜日

ヒノキ花粉

僕はスギ花粉にも反応するけど、ヒノキのほうにより強くアレルギー反応が起きる。スギ花粉の飛散のピークは過ぎたけど、ヒノキは今日明日がピークとの予報。だからといって表に出ないわけにはいかないし。いい天気だけど布団を外に干さないで乾燥機にかけるくらいしか防御策はない。ああ。もう疲れた。

2008年3月16日日曜日

F1 GP 開幕戦

久しぶりの休み。こねことプール。平泳ぎのキックの練習。しょうがないんだけど、見事にあおり足。気長に矯正しましょう。
午後はキャッチボール。体重を乗せて投げられるようになってきて、時々びっくりするような速い球を投げてくる。でもノーコン。彼は最近は野球が一番のお気に入り。野球のチームに入ったりすると怒声を浴びたりしてまた感想は変わってくるんだろうけど。どうして少年野球のコーチってあんなに偉そうにしているんだろうか?
夕方は久しぶりにF1の中継録画。しばらく見ないうちにすっかりドライバーの顔ぶれが変わっていて良く分からない。ケケ・ロズベルグの息子が3位で、中島悟の息子が7位だって?? いやはや。
ということで日中は半袖で、くしゃみしまくりの日曜日おしまい。これだけ暖かくなると桜の開花も早いんだろうな。

サン・テグジュペリの最期

私は「星の王子さま」を撃墜した ドイツ元操縦士証言
2008年03月16日00時48分
 童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900~44年)が最後に操縦していた飛行機は、ドイツ軍戦闘機に撃墜されていた-。15日付の仏紙プロバンス(電子版)は、戦闘機に乗っていた元ドイツ軍パイロットの証言を報じた。
 証言したのはホルスト・リッパートさん(88)。第二次大戦中の44年7月31日、南仏ミルの飛行場を出発、トゥーロン付近でマルセイユ方向へ向かう米国製P38ライトニング戦闘機を発見した。
 「接近して攻撃を加え、弾が翼に命中した。機体は一直線に海へ落ちた。機内からは誰も飛び出さず、パイロットは見なかった。それがサンテグジュペリだったことを数日後に知った」と同紙に語った。
 リッパートさんは「サンテグジュペリの作品は大好きだった。彼だと知っていたら、撃たなかった」と話した。(時事)

そうだったんだ・・・

2008年3月10日月曜日

生花粉を頭から浴びて

くたくたの週末だった。土曜日は9時~17時で相模大野で仕事。予定より遅くなって、大慌てでロマンスカーに飛び乗ったものの、大宮で予定の新幹線に乗れず、宇都宮で日光線(1時間に1本しかない)を延々待って、日光にたどり着いたのが21時。ふー。
今回は職場の定年退職するかたの記念旅行。仕事がなかった人たちは土日で同じコースでゴルフ。僕は日曜だけ。しこたま飲まされて日曜は二日酔いでふらふら。おまけにこんな時期に日光に行くなんて自殺行為で、ゴルフ場は杉だらけ。ああ。
ということで、日曜の夜は発熱しました。花粉を吸い込みすぎて。スコア? ふん。

2008年3月6日木曜日

Edy、4月からコンビニ収納代行で利用不能に

というニュース。これでEdyは入金時点でのクレジットカードのポイント対象外となり、一番まとまって使える用途だった水道料金とかの支払ができなくなり・・・・。そんなあ。

安心ダイヤル

久しぶりに所沢のプロペ通りに行く用事があった。用事そのものは瞬殺で、その後ぶらぶらと歩いた。丸井所沢店が撤退して1年数ヶ月経つけど、A館跡はいまだテナントが埋まっていない。B館跡はプロペ通りから脇道を入っていかないといけないので、丸井時代から使いにくい建物だったけど、こちらは2フロアを残してテナントが入っている。とはいえやはり物販はきついのか、1階は今日オープンのパチンコ店。3月とはいえ冷え込みがきついのに入店の順番を待っている人の列。平日に何やっているんだか、と思いながら入居しているテナントの案内を見ていたら、上の2フロアを使う「安心ダイヤル」なる看板。テレクラか? ここの2フロアを使うとはなんと巨大なテレクラなんだろう。でも料金システムとか書いていないなあ、と思いつつ(覗いては見なかった)帰宅して検索したら、生命保険会社などから業務委託を受けたコールセンターだった。本社が所沢市。従業員1200名。大変失礼いたしました。でもちょっと紛らわしい社名じゃない? そんなこと思うのは僕だけか。やっぱり。

2008年3月2日日曜日

こねことジョギング

急にはるめいてきた。杉花粉も盛大に飛び始めたようだけど、ぼくはひのきの方が強いのでまだまだ大丈夫だ。今日もこねこと近所の公園でキャッチボール。相変わらずすっぽ抜けのボールがあるけど、ずいぶんうまくなってきた。よしよし。夕方初めて一緒にジョギング。小学校の短距離走しか走ったことがないから、べたべたと足を着けるし、腕も振れていない。こりゃ長距離は無理だと判断して(体力は有り余っているけど)、通っている小学校までの往復であきらめた。まだまだこれから。

2008年2月26日火曜日

ネムール・イン

昨日から今日にかけて泊まりがけで仕事に。23時まで仕事をして、12時半まで同僚と飲んで今朝7時から仕事、というのはともかくとして、泊まったホテルが強烈だった。どうせ5時間ばかり寝るだけなのだから安いホテルでいいや、というチョイスだったのだから文句は言うまい。
しかし、まず入り口で靴を脱ぐ。料金は現金前払い。それと引き換えに靴のロッカーの鍵をもらい、靴をしまうとその鍵はフロントに預けなくてはいけない。ここまでで既にノックアウトだ。そうそうチェックイン前に表の料金表を見たら、休憩2時間3,500円だって。ここでか?
部屋は壁紙に変な染みがあるものの、一応清潔だった。ユニットバスもシャワートイレでこそないけど、新しい。でも何故か洗面台がユニットバスの中ではなくて部屋の中にある。空調は部屋ごとに家庭用のエアコンが。それがまた一晩中ごうごうと煩い。起き抜けに冷たいお茶でも、と思ったけど冷蔵庫がない。それから、それから・・・。
ということで記憶に残るビジネスホテルに泊まりたい方はぜひ。

2008年2月23日土曜日

春一番、そして自転車に乗る消防士

こねことキャッチボールを公園でしていた時は強い風で困った。これが春一番だったと知ったのは夕方になってから。その後に練習場にいた時は急に強烈な北風になって、天井のネットを下げなくてはいけないほど。寒冷前線が通過したんですね。明日はまた冬の天気とか。
ところで、夕方商店街を歩いていたとき。消防士が自転車で疾走していた!。いや消防士だって自転車に乗るし、サーフィンだってするだろう。でも耐熱服(っていうの?。消火中に着る銀色の、しかも帽子まで)を着て、自転車は子供用の椅子が後ろについたばりばりのママチャリで・・・・。いったい何が。

陸マイラー右往左往

しかし今週も忙しかった。毎日よれよれで、朝はこねこの寝顔を見ながら出勤、帰ってくるとこねこは寝ているという感じ。飲むのが忙しかっただけだけど。再検査も終わったことだし。
それはともかく、収益悪化を受けてANA-VISAカードがマイル以降の率を下げるわ、Edyチャージはポイント対象外にするわ、マイぺいすリボのポイント倍付け特典をなくすわの怒涛の施策連発でANAのマイルを貯めるのが趣味の人たちが、じゃあどうする、ライフカードがいいぞ、同じANAカードならJCBがいいとか大変な騒ぎになっている。ま、それをかたっぱしから見ていた僕も僕ですが。
でもいま率がいいカードに変えてもどこも時間の問題なような気もするし・・・。で、何もしないことに決めました。そもそも飛行機に乗らないでマイルを貯めること自体邪道なんだし。でもこれで今年の夏の旅行は海外は無理になったのかなあ・・・。

2008年2月16日土曜日

ベローチェで一服

土曜日というのにつまらない仕事で出張。慣れない場所なので早く着きすぎて時間潰しにベローチェにいる。
最下位で当たり前と取られても仕方ないと思われる先日の記述は謝罪の上訂正します。下から二番目が適切です。
いかん提訴されちゃうかな。

2008年2月14日木曜日

「ベローチェ」が講談社提訴

 「おとなの週末」でランク最下位にされ
2月13日20時53分配信 産経新聞
 月刊誌「おとなの週末」に掲載されたコーヒーチェーンのランキングで名誉を傷付けられたとして、コーヒーチェーン「カフェ ベローチェ」を運営するシャノアール(本社・東京都豊島区)が、出版元の講談社(本社・東京都文京区)に1100万円の損害賠償と出版差し止めなどを求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが13日、分かった。シャノアール側は「ブランドイメージに重大な影響を与えるもので被害は甚大」と主張している。 13日に開かれた第1回口頭弁論で、講談社側は争う姿勢を示した。 訴状によると、問題とされたのは昨年10月1日発行の「おとなの週末」10月号に掲載された「人気カフェチェーンランキング」。ベローチェなど主要なコーヒー11チェーンを「ドリンク」「食べ物」「雰囲気」「使い勝手」の4項目で採点し、順位を付けている。ベローチェは最下位となった。 

そもそもベローチェのブランドイメージって値段が安いけどそれだけ、じゃないの?

ユニクロでガンプラ

じゃない、ガンプラがおまけに付くTシャツを販売するという話。僕は別に興味はないんだけど、こねこが『ケロロ軍曹』好きで、わけも分からずにガンプラ! って叫んでいるからペアで買ってしまおうかとつい。やっぱり興味あるのか。

2008年2月9日土曜日

セーフ

雪の降り出しが夕方になったおかげで濡れずにすんだ。仕事は1時半からの予定だったが1時前に着くと既に仕事は半分終わっていた。結局実働30分。このまま帰っちゃいけない(?)と中華街に出てビールを飲んで肉まんをお土産に買って帰宅。土曜日の中華街の領収書なんて果たして落ちるんだろか?

2週続けて雪?

午後から雪の予報。今週はひたすら書類仕事でぐったり。しかし! これから仕事へ。しかもよりによって屋外の仕事とは。嗚呼。レインウェアと着替え持っていこうっと。こねこはこたつで攻略本とアニメ。いいなあ。

2008年2月3日日曜日

2年ぶりの大雪

ということで朝から盛大に降っている。さすがにゴルフ練習場もプールもキャッチボールも断念。
こねこはとても分かりやすい子供なので雪におおはしゃぎで、朝から雪合戦で勝負だ!とうるさい。しょうがねえなあ、と付き合ったけどびちょびちょの雪でびしょびしょになって即終了。降っているわりに積もらないわけだ。
仕方なく昨日の朝頼んだら24時間でamazonから配送されてきた IO-DATAのUSB接続の子機付の無線ルーター WN-G54/R4-U をセッティング。今更ながら我が家にも無線LAN環境ができた。セッティングと言っても付属のROMをセットするとほとんど何もせずに終了。メインで使っているノートのUSBが1.0で遅いので、PCカードスロットに挿したUSB2.0のアダプターの先に更に無線LANの子機を挿しているのでえらくはみ出す。スピードもこんなもんでしょ。ADSLなんで無線LANの部分だけ早くしてもしょうがないし。¥6,480は安かった。

2008年2月2日土曜日

お風呂の中で九九

こねことお風呂に入りながら(ずっと)教えている。しかしこの男、ポケモンとか怪獣の名前はすぐに覚えるくせに勉強となると途端に物覚えが悪くなる。今日も六の段で四苦八苦。六ニ=十八 と言われてぶち切れ。マシ!

2008年1月31日木曜日

そういえばAクラスに残留決定

こねこが通っている塾は2クラス編成で、一応子ども達の気持ち(親のか)を慮って成績がいいほうがBクラスになっている。去年入ってから2ヶ月ごとのクラス決定の試験にしくじり続けているこねこはずっと栄えあるAクラスである(自慢しているわけではないが・・・)。Bクラスになったら新潟のおじいちゃんの家に預けてあるDSをこっちに送ってもらっていいよ、と約束しているのだが。
今回も駄目でした。彼は算数と国語の点数がゼロサムになっているらしく、算数がいいときは国語が駄目、その逆もしかり。春休みになったら新潟でいっぱいできるからいいもーん、とインセンティブは全然効いていない。やれやれ。

2008年1月27日日曜日

書初め展覧会

始業式の前の晩に叱られながらいやいや書いていた、こねこの冬休みの宿題の硬筆の書初めがクラスの上位3人に選ばれて、その展覧会に行ってきた。自分で書いた字が読めない僕に比べたら快挙なんだけど、会場は区内の小中学校から選ばれた3000枚(!)の書初めであふれていた。ちょっとセレクト感なし。帰りに回転寿司とポケモンバトリオ。帰宅してからキャッチボール。平和な日曜でした。。

2008年1月23日水曜日

雪合戦をしながら

朝から雪。結構な勢いで降っていた。こんな日は朝風呂にでも入って酒飲んで、と思いつつも職場でしょっぱい仕事をぐずぐずと。自宅周辺はわずかながらも積もったようで、こねこは同級生たちと雪合戦をしながら帰ってきたようでびしょびしょだったとか。いいなあ。しみじみ。父ちゃんと代わっておくれ。

2008年1月21日月曜日

こねこ、とびうおになる

今週はこねこが通っているスイミング、体操教室、塾で試験3連発。初日の今日はスイミングの検定でとびうおクラスに無事昇級。これに上がると本格的なスイミングスクールという感じになってきて、25メートルをばんばん泳がせる。泳法も今までのクロール、背泳ぎに加えて平泳ぎも。こねこはクロールも背泳ぎも手の入水が外側になってしまっている。体の成長度合いもあるのだろうけど、ここを克服しないときちんとプッシュが出来なくてタイムは伸びない。
そんなことはともあれ、良かったね頑張ったねと声をかけたら本人的には、はまっているゲームの『ポケモン バトリオ』で第二ステージをクリアーしたほうが嬉しかったらしく頓珍漢な答え。こいつらしいけど。まったく。

2008年1月19日土曜日

こねこの身体測定

3学期が始まったので早速あった。身長130センチと非常に大きい。けど体重は25キロと標準を下回る。あんなに食べているのに。ご飯食べて30分もすると腹減ったと言っているのに。無駄な動きが多すぎるからか。何もケータイの着信音が聞こえるたびに踊らなくてもいいのに。元気だけど皮膚は弱くて、親子3代のヘルペスが顔に出る。そこも可愛いんだけどね。

2008年1月16日水曜日

マッハ号!!!


開催中のオートサロンで、「マッハGo Go Go!」の実写版公開を記念して、実物大のマッハ号が公開。
見たい!!!

2008年1月14日月曜日

一宮カントリークラブでふらふらに

昨日はゴルフ。メンバーは豪腕はまちゃん、キャリア20年、ブランク2年のウォッチマン、入社3年目のブーと僕。練習わずか数回のブーの筆おろしが名目。前日の大雨も上がって晴れ間ものぞいてきたけど、北風びゅーびゅーで寒いこと。このコースフェアウェイも広くて気持ちがいいコースだけど、距離が長いし、カートはバックを運ぶだけで歩きなので足腰にくる。それもいいんだけどね。
結果・・・ いやいやひどかった。もうめちゃくちゃ。スコアはどうでもいいんだけど、あんなに練習したアイアンがまたしてもどうやっても球が上がらない。なんでかなあ。その割にはバンカーショットだけはうまくいくので、最後の2ホールはやけくそでオープンスタンスにしてみたら嘘のようにうまくいった。こっちのほうがいいのか、偶然なのか・・・ 悩みは続く。
ブーは、あちこちから神の手が伸びてきて、ラフやバンカーに入ったボールがいつの間にかフェアウェイに戻っていたりという奇跡がたくさんあったのに、ボーリングのハイスコアでもありえないような驚異的なスコア。本人は楽しかったと言っているからいいんだけど。しかしくたびれた。

2008年1月12日土曜日

罰当たり「なまはげ」女湯に、入浴客の体触る…秋田・男鹿(読売新聞)

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で昨年12月31日夜、国の重要無形民俗文化財「なまはげ」にふんした20代の男性が、同旅館の女性風呂に侵入し、入浴していた女性数人の体を触っていたことが12日、わかった。
 同温泉郷協同組合と周辺町内会は、男性が所属する町内会のなまはげについて温泉郷への出入りを3年間禁止することを取り決めた。
 同組合などによると、男性は、なまはげにふんした町内会の青年ら数人とともに、男鹿市内の民家を訪問後、12月31日日午後8時半過ぎに同温泉郷の旅館のロビーで、宿泊客らを前に舞いを披露していたところ、男性がその場を抜け出し、女性用の大浴場に侵入。洗い場にいた女性客数人の体を触ったという。

2008年1月4日金曜日

フロントグリルにお飾りを

ごくたまに見かけるととても新鮮だ。昔は普通に着けていたんだけど。考えてみると不思議な習慣だ。誰が始めて、その全盛期は?とか考え始めると止まらなくなる。僕だけか。

2008年1月3日木曜日

するめとイオンモールとイトシア

元旦に新潟に。越後湯沢こそ吹雪だったけど、長岡もたいして積もっていないし、新潟市内は時折雪が舞うものの積雪はゼロ。去年よりは降っているのだろうけどやっぱり暖冬だ。
白山神社で初詣。お世話になった達磨や注連縄を持ってきて焚き火に投げ入れて焼いているのだが、新潟の風習なのか竹ざおの先にするめを結んで焚き火であぶって縁起物とか。こういうのに弱いこねこがすぐにひっかかってやってみました。顔が熱いこと。しかしなんでするめなんだろ。
他に行くところもないので郊外に出来たばかりの巨大なイオンモールに。やっぱり行くところがない人たちであふれていた。これじゃあ市内の中心部が寂れるのも当たり前だ。
二日に帰京。帰りに有楽町イトシアに。ここも相変わらずすさまじい人出。エスカレーターに乗るだけで行列。いやはや。