2008年7月16日水曜日

『四度目の氷河期』 荻原浩 新潮社

またも直木賞落選、残念。ま、無冠の帝王もかっこいいけど。
標本として安置されているアイスマンに向かってお父さん、と呼びかけるという書き出しでどうなるかと思ったけど、さすが荻原浩でめちゃくちゃまっとうな青春小説。人と違うことを気にする、疎外するのが思春期なら、それでいいじゃんと思うのが青春期、俺はちょっと違うぜとはもう思えないのが中年か。

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