2020年11月1日日曜日

どこに露出を合わせるか

ようやくF3を持ち出してあちこちレンズ越しにのぞいて思った(フィルムってランニングコスト高いから、実際にシャッターを切る10倍くらいは試しにあちこちのぞき込んだ)けど、F3の露出計は中央重点測光といいつつも実際はもっとシビアでスポット測光に近いような気がした。なにしろほんの少し構図をずらしただけでシャッタースピードが大きく変わる(露出優先オートで撮ったから)。明るい個所に合わせれば暗い個所は黒く潰れるだろうし、逆なら白飛びする。デジカメのマルチ測光でいかに楽をしているのかつくづく実感した。
逆に言えばマルチ測光で平均値の露出で撮れば仕上がりはあくまでも平均的になるが、スポット測光で(正しく撮れれば)黒は黒らしく映るし、白はきれいな白に映る。基本中の基本の話だけど、道具が原始的なだけあれこれ考えなくていけなくて、気持ちに余裕があるならこれは楽しい。
果たして鬼子母神の境内はちゃんと映ったのだろうか。フィルムはまだ半分残っているから現像はいつになるやら。

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