2020年11月8日日曜日

重版出来 続き

前半は評判ほどじゃないなあ・・・と思っていたのだが、新人編集者黒沢心の成長物語じゃないんだと気がついてからだんだん面白くなってきた。黒沢の周辺の編集部員や漫画家たちの群像劇なんだと。気がつくの遅すぎ。
成長物語というなら中田伯が少しずつ周囲に心を開いていくプロセスのほうがずっと物語だ。
この作品、癖があってかつ実力がある オダギリジョー、ムロツヨシ、生瀬勝久、松重豊等々の脇役たち(のほう)が魅力的だ。ジャニーズ事務所ありきのキャストがどれだけつまらないドラマを生み出しているのかがよく分かる。
・・・最終回、すげえな。恐れ入りました。世間的にはまだ知られていないけど、データを見ていると爆発しそうな予感、分かるなあ。めったにないけどこういうことがあるから仕事は面白い。この辺の描き方がリアルで、視聴率はいまいちだったけど業界的には話題になっていたんだろう。

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