傷だらけの天使 最終回

最終回、第26話が近づくに連れて見終わるのがもったいなくなって見るペースが落ちてきていた。
修と亨が殴られて騙されて割をくって寒そうにしているのは毎回の風景だけど、最終回はあまりに悲しい。
修と健太と3人で田舎でやり直したいと亨が無理して稼いで肺炎になって看取る暇もなく死んでしまい、一度は見捨てて高跳びしようとした修がその死を受け入れられなくて風呂に入れて、最後はリヤカーで夢の島を駆けていく（伝説的な）シーン。
そのシーンを見ていると、「真夜中のカーボーイ」のラストでダスティ・ホフマンが長距離バスの中で死んでいくシーンを思い出した。そうか、このドラマ全体、「カーボーイ」のオマージュなんだ。今頃気がついた。
しかしなんとも切ない。今生きているのは水谷豊だけだ。70年代は遠くなった。