2019年3月11日月曜日

慌ただしい春

春は昔から当人には関係なくても、卒業とか異動とかなにかと慌ただしく落ち着かないものと決まっている。
この春は我が家にとって今までで最も慌ただしく、かつ最後のにぎやかさなのかもしれない。
引っ越し当日マイナス2日、2月に息子が受けた日商簿記3級の合格発表があった。
前回受験したときは推薦を決める学力テスト直後という日程を言い訳に惨敗。今回落ちたら俺はもう受験料を負担しない、次がラストチャンスと宣言したものの本人に響いたようにはとうてい思えなかった。授業も終わり暇を持て余しているはずなのに、日がな一日ベッドに寝転んでシャドーバース三昧。いい加減怒る気力もなくなっていた最中の合格のお知らせだった。しかも89点という高得点。やれやれ。
いったいどんなことがきっかけだったのは定かではないが、昨春から公認会計士になる! と言い出して専門学校の無料講座に通っていた。きわめてだらしない、いやおおらかな性格で小遣い帳すら付けたことがないこの男が、と思うのだが本人はいたって真面目。どれだけ真剣に勉強しているのかは確かめるすべもないが、一応通うことは通っていた。
司法試験ほどではないにせよ、難関資格として有名な公認会計士。ただ、AI活用がどうのこうの言われている時代、向こう5年や10年はともかく、彼が現役のうちに会計士は監査だけをやっていればよしという時代ではなくなるはずだ。だからこそ商学部に行って会計士の勉強を、という息子の希望を押し切り法学部で会社法等をきちんと学ぶべしと進学させた経緯がある。
でもなあ彼にダブルスクールなんて器用なことができるのだろうか
専門学校の授業料は奇しくも先日大学に払った入学金・前期授業料と同じ72万円。もし通うことになったらどうやって工面したものだろうか・・・

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