暇に任せて今度は1982年、僕が就職した年に公開された「汚れた英雄」を見た。原作とはほとんどストーリーは関係なくて(「野性時代」で連載を読んでた)、若き日の草刈正雄がひたすらかっこいいのと、ルーキーだった平忠彦をはじめとする本物のレーサーを使った(500ccのグランプリマシンなんて素人にはクラッチをつなぐことすらできない)レースシーンが見もの。というかそれしかない。しかしフィルムを使ったでかいカメラしかなかった時代に、よくぞまああんなアングルで撮影できたものだ。80年代は鈴鹿8耐をはじめとしてバイクレースが今からは信じられないほど活況で(この映画がきっかけになったともいわれている)、平忠彦、片山敬済、ケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサー、エディ・ローソン、ワイン・ガードナー、ケビン・シュワンツ(おお、すらすら名前が出てくる)などなどのスターがいた。毎週レースの中継を見ていたっけ。今では街中ではほぼ絶滅した2サイクルエンジンの咆哮、シフトチェンジの音等々もう懐かしく懐かしくて。MotoGP見たくなったな。やっぱりDAZNに入るかな。

0 件のコメント:
コメントを投稿