25年くらい前に入手してしばらく使っていたが(飽きて)8年くらい?前に人に貸して、そのままになっていた(貸したことも借りたこともお互いに忘れていた)オリンパス OM-1 がひょんなことから手元に戻ってきた。
双方に忘れられていたという可哀想な仕打ちを受けていた機材だが保存状態はよく(押し入れに無造作に突っ込まれていたようだが、たまたま)、ざっと見る限りは問題なく使えそうだ。
なにせ長いこと忘れていたのでよくよく見ると新鮮だ。この個体はモータードライブが使える仕様なので、正確にはOM-1-MD という70年代後半に製造されたものらしい。おお高校時代のものか。
ものの本によるとプリズムが腐食してファインダーに影が出るというのが持病のようで、これもファインダーの下のほうにむにゃむにゃした影が出ているがたいして気にならない。この影はファインダーの見え方だけの問題で写りには関係ないので当面放置しよう。今でもプリズムの交換は可能みたいだし。
フルマニュアル機なのだが、露出計に水銀電池を使う。水銀が環境汚染の問題で使えなくなったため、アダプターをかませてアルカリ電池を使うか勘で撮影するしかない。昔も適当に露出とシャッタースピードを合わせてそれなりに写っていた記憶があるので、勘でどうにかなるだろう。むしろ露出計アプリという当時なかったお助けがあるので今のほうが有利だ。
申し訳なかったのは、かつてのオーナーなのに操作をすっかり忘れて、ロックを外さずに(だってOM-1のは特殊だから)フィルムを巻き上げて引きちぎってしまったこと。まあ貸していた人も何撮ったんだっけなあというレベルだが。
これでまた遊べる。しかしOM-1とかF3とかチュードルとか、つくづくアナログの代物ばかりだ。

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