夏の甲子園が始まった。
夜行バスで延々と揺られ、 寝不足でもうろうとしつつ浜甲子園の駐車場から延々歩いてようや く球場にたどり着く。
階段を上がってアルプススタンドに出た時の光景を忘れることがで きない。
朝8時なのにもう強烈な夏の太陽、雲一つない青空、 すでにほとんどの席が埋まっていて、 ブラバンは音合わせに余念がなく、 球場全体がこれから始まる試合の前に興奮で沸き立っている。 すごかった。あんな光景は他では絶対に見ることはできない。
いい加減歳をくった僕でさえ感激したくらいだから、 野球をやっている少年を連れてきたら絶対ここでプレーするんだ、 と固く固く心に誓うことは間違いない。 ここでプレーして勝てるなら腕が千切れたって、 死んでもいいとさえ思うだろう。 それくらい夏の甲子園には魔力がある。
だからこそ、 大人たちは知恵を絞って工夫して選手たちの健康を守らなくてはい けない。あの祝祭の場をずっと続けるためにも。
だって、涼しいドーム球場じゃダメだろう?

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