1995年3月20日。僕は初めて係長を拝命し、 朝から上司と取引先へ挨拶回りをしていた。
たしかまだ朝晩は冷え込むものの日中は春の予感がする、 いかにもこの季節らしい陽気だったような記憶がある。
昼食に寄った店のテレビが何やら大騒ぎしていたのがこの事件だっ た。つい昨日のような気がする。
当時僕は地下鉄で会社の最寄り駅まで通っていたので、 僕が被害に会わなかったのは単に偶然にすぎない。 それは他の何万人もの通勤客も同じことだったし、 被害に会われた方々は運が悪いとしか言いようがない。 そんな無差別テロだった。
偶然と言えばオウム真理教の幹部たちは僕と同年代の人が多いし、 オウムに出会ったり出会わなかったりも偶然でしかない。
人生なんてそんなものと言えばそれだけだけど。


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