2021年2月14日日曜日

舟を編む

ようやくAmazonプライムビデオで見た。1995年から物語が始まって2012年までという”ついこの前”を描いているのに、PCもガラケーも出てくるのになんだか浮世離れした感じがするのはなんでだろう。まあ紙の辞書の編集なんてその存在だけで浮世離れした話ではあるのだが。
ただすっかり電子辞書になってもAIがその編集を行うわけはなく(当分は)、用例採取や語釈に紙のカードではなくてディスプレイで行うようになっても地道な編集作業は今もどこかで誰かが行っているはずだ。静かで地味で成果を発表する機会はほとんどないけど、それでも必要な仕事。いい映画だった。
それにしても三浦しおんの話って、箱根駅伝を描いた「風が強く吹いている」もそうなんだけど、なんでなんとなく浮世離れしているのだろう。

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