2008年9月29日月曜日

『シャイロックの子供たち』 池井戸潤 文藝春秋

やっぱり銀行員にならなくて良かったと思う今日この頃。

2008年9月28日日曜日

『サウスバウンド』 奥田英朗 角川書店

中野編はいらないんじゃないの? エピソードが西表編に全然つながっていない。西表編だけだったら○。

2008年9月24日水曜日

『サニーサイドエッグ』 荻原浩 東京創元社

『ハードバイルドエッグ』の続編。残念ながらプロットが前作と大同小異でいまいち。重要な脇役が死なないだけずっといいが(死なないけど消えちゃったけど、そんなに残念に思うほど書き込まれていなかった)。

2008年9月21日日曜日

「日経TEST」を受験した

しょぼしょぼと小雨が降るさえない日曜日、特別休暇の最終日に学習院大まで出かけて第一回「日経TEST」を受けてきた。
「日経TEST」とは、「ビジネスの世界に入ろうとしている人々から、ビジネスの世界ですでに活躍中の方々まで、ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります。」とのことで、TOEICのビジネス版を目指そうって感じの検定だ。4択100問を80分で、という設問でじっくり考える時間はない。
もっと若い人が多いのかと思っていたけど、学生は自分の学校で集団で受けるのか案外と年齢層は高い。ほとんどが男。受験者数は1万人ちょっととかで、日経新聞であれだけ宣伝しててこんなものかと判断するか、受けても当分は一文の足しにもならないのにこんなに受けるのかと判断するのか微妙。
問題はやたらと出題範囲が広くて、きちんと勉強していっても(いかなかったけど)どうかな、という感じ。毎日新聞を読んでいても自分が気になるところしか読んでいないのが良く分かった、というのが感想。くたびれた。

『株価暴落』 池井戸潤 文春文庫

正義感あふれる銀行員と不正している悪徳銀行員の対立ってワンパターンすぎ、って文句言いながら3作目。

2008年9月20日土曜日

『映画の中の昭和30年代』 片岡義男 草思社

青山ブックセンターで購入。出版社も書店も民事再生を申し立てたところだ。ははは。
昭和30年代といっても30年代の前半に撮影された映画ばかりなので、風景や風俗は当然まったく馴染みがない。この時代、わずか10年ほどでまるで別の国になってしまったことが自分の実感としてよく分かる。

休暇三日目

勤続25周年の特別休暇が失効しそうになってようやく取った休みも三日目。8月の旅行で金も使い果たしたので家の中でのんびり。天気も悪かったし。
外出したのはゴルフ練習場とジョギング。去年出場した駅伝大会に今年も出ることが決定。しかも2チームエントリーというおそろしい話になってきた。3月に花粉が飛び始めてから全く走っていなかったので2キロほどでよれよれに。10月の合宿もやばそうだ。困った。

2008年9月18日木曜日

『治療島』 セバスチャン・フィツェック 柏書房

薬漬けになって現実逃避していた間が一番幸せでした、というのがなんとも救いがたい。物語としてはおもしろかったけど、いささか暗い気持ちになった。

2008年9月17日水曜日

『とり残されて』 宮部みゆき 文藝春秋

相当前の作品。紙一重というか、あっちに行っちゃってる人たちの話。怖い怖い。

2008年9月15日月曜日

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

こねこと行ってきました。いやはや。ある意味弾けていて、横浜市全面協力はいいけど中田市長が防災服姿で、市民を救うんだ!と激をとばしていたりする。ラストは日本丸に反重力装置を積み込んで、M78星雲にむかって出航!だもの。願わくはこねこが自分の子どもと見に行くくらいずっとやっててね。

『最終退行』 池井戸潤 小学館

最終退行、って何? まず思ったらこれが最後のカギ締めのこと。なんだ。
舞台は違うが、前に読んだ『オレたちバブル入行組』とほとんど同じと思っていい。バブルが弾けた後の銀行のどーにもならない日々、保身しか考えていない上司、表面上は従っていてもどこかで人間としての誇りを捨てられない主人公、そしていったんは敗北するがどんでん返しがあって、やっぱり銀行で生きて行こう・・・。
銀行に就職しないでよかった。

2008年9月13日土曜日

『警察庁から来た男』 佐々木譲 角川春樹事務所

なんとも中途半端な作品。倍くらいの厚さならもしかしたら解消されたのかもしれない。
大体主人公が誰だか良く分からない。ラストシーンであたふたした挙句に犯人に盾にされた検察庁キャリアにグッジョブ!って嫌味なのか?

2008年9月12日金曜日

『1960年、青年と拳銃』 片岡義男 毎日新聞社

こういう本を読む暇があるのなら、TSUTAYAに行ってDVD借りてこい、と自分で突っ込んでもしょうがないのですが。赤木圭一郎の映画観ていないんです。

2008年9月7日日曜日

『それでも、警官は微笑う』 日明恩 講談社文庫

この人の作品の主人公ってみんな格好いいよなあ。雄大もぶつぶつ言いながらも段々武本みたいになっていくんだろうか。楽しみ。

2008年9月1日月曜日

『ダック・コール』 稲見一良 ハヤカワ文庫

品切れ重版未定、とは絶版ただ言い換えただけというのが常識だが、これは本当の何年かぶりかの重版で蘇った。光文社文庫での口コミが広がってきたのか。ありがたや。