2007年8月21日火曜日

父の脱走未遂

出勤してから、入院中の父が朝から車椅子に乗ったまま行方不明、警察に連絡して捜査中という知らせ。続いて非常階段から車椅子ごと落ちているところを発見したという連絡。なにはともあれ病院に。相変わらず鎮痛剤の副作用で意識が混濁しているなか、うちに帰るんだという気持ちは強かったらしく財布となぜか文庫本を持って外に出ようとしたらしい。どうせならEVで下に下りればいいものを、車椅子に乗ったまま二つの鉄製の手前に引くドアをどうにかして開けて、それを片手で押さえながらぎりぎりの間隔をすりぬけて表に出て階段から転落して踊場で止まったらしい。不幸中の幸いとしか言えないが、今のところは頭部の裂傷だけですみそうだ。駆けつけたときは処置も済みうつらうつらしていたが、意識ははっきりしている。のんきなことに覚えていないらしい。
明らかに病院側の手落ちだが、病院を責めて補償させる代償として追い出されても正直困るのでここは大人しく。後遺症が残ったりしたらまた別だが。しかし驚いた。

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