文春文庫『Sports Graphic Number ベスト・セレクション Ⅲ』読了。親本はもう10年近く前に出ている。
その中の一つ、高山文彦『汝自身の神』を読んですっかり忘れていたことを思い出した。そう僕は昔ロードレースのファンだった。当時は自分がファンだという自覚もなかった。でもレース中にクラッシュしたために下半身不随になったウェイン・レイニーのその後の物語を読んでいて、記憶の奥に忘れていた名前とレースシーンが(レースを全部ビデオに撮っていたことも忘れていた。あのビデオはいつ捨てたんだろう)怒涛のようによみがえってきた。ケビン・シュワンツ、エディ・ローソン、マイケル・ドゥーハン、更にその前の時代のケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーの死闘や、それから・・・
レイニーもシュワンツも(トップでゴールした時のマシンに仁王立ちの姿、ああ懐かしい)僕より年下なんだ。レースを引退してからどうしているのだろう。なんて長い老後なんだろうか。

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