2022年4月20日水曜日

地球の緑の丘

今頃の季節の新緑の緑色は本当にきれいだ。世の中でいちばんきれいな色じゃないかと思う。
出勤途中にぼんやりそんなことを考えているうち、不意に「地球の緑の丘」という単語を思い出した。
で、調べてみるとロバート・A・ハインラインの初期の短編集のタイトルだった。大昔に読んで記憶の底の底に沈んでいたのが何かの拍子で浮き上がってきたんだな。人間の脳って不思議だ。
解説を読んでいるうちに思い出してきた。酔っ払いの詩人が宇宙を放浪して、もうすぐ地球に帰還しようとする時に事故が起こって身をていしてロケットを救って死にゆく時に地球を思って読んだ詩のことだった。

「わたしは祈る いまいちど立たせてくれ わたしを生んだあの星に  そしてこの目に見せてくれ あの 柔らかな空、涼やかな地球の緑の丘を。」


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