2019年1月31日木曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 6

なんでこんなややこしいことになっているのだろうか。困ったときのWik頼みで調べてみた。
すると、JKK東京は1966年 東京都にいり設立された特殊法人で、その後1989年 財団法人都営住宅サービス公社と統合された、とある。
なるほど。で、統合から30年たつのにいまだに組織は昔のままの2本立てになっていて(少なくとも直接僕らが接する窓口は)、旧JKK管轄の住宅は「公社住宅募集センター」、旧サービス公社管轄の住宅は「都営住宅募集センター」が窓口になっている。所在地が違うのはいいとして、同じ法人に所属していて、同じような仕事をしているはずなのに営業開始時間が30分違う。それに「都営」は土日祝休みで、「公社」は土曜はやっている。変なの。
で、「公社住宅募集センター」は以下のような中堅所得者向けの住宅を管理している。
①公社施工型都民住宅: 団地型のコーシャハイム、タワマン型のトミンタワー 公社所有の土地に公社が施工し、管理も公社が行う
②借上型都民住宅:民間の土地に所有者が建設・所有し、JKKが募集・管理を行う
この①②タイプを「一般賃貸住宅」と総称
③指定法人管理型: 民間の土地に所有者が建設・所有し、 民間の不動産業者が募集・管理を行う。JKKは補助金を出すだけ? うちが以前住んでいたのはこのタイプ。

一方、「都営住宅募集センター」は
①都営アパート:低所得者向け
②都施工型都民住宅:中堅所得者向け
が管理対象だ。

たぶんこの理解でいいと思う(たぶん)。
まったくもってややこしい。ホームページにはこれらの物件が混在している(ように見える。JKK関係者は全然違うよと言うかもしれないけど)。
誰が土地を持っていようと居住者には関係ないし、だれが管理しようと申し込み段階では関係ない。
だいたい中堅所得者向けの都民住宅の一部を「アパート」という名称で都営住宅募集センターが管理していることが混乱に輪をかけている。こういうのって一般的には「顧客志向皆無」って言うんじゃないだろうか。

2019年1月30日水曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 5

ということでJKKだあ、と探し始めた。以前に何回か見たことがあるけどホームページで早速物件探しを始めた。
が、このサイトが超絶わからない。迷宮のようだ。なんだこれ。
いや、エリアや間取りとかの条件から検索したり地図から検索したりはできる。まあ普通。たださあ、物件の説明に「借上型都民住宅」「指定法人管理型」「都営アパート」「公社施工型」「東京都施工型」「一般賃貸住宅」なんやらかんやら書いてある。この違いって何???
団地タイプの住宅をコーシャハイム、タワマンタイプの住宅をトミンタワーとか呼ぶのは(センスはともかく)わかる。
所得が低い人や高齢者向けの、昔は長屋みたいだった都営住宅が団地タイプに建て替えられて都営アパートと呼ばれるのもわかる。でも都営アパートという名前なのに家賃高めの物件もあるし、窓口も二つに分かれているみたいだし、もう何がなんだか分からない。これは僕のリテラシーが低いせい? 

2019年1月29日火曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 4

安い賃貸物件と考えると連想ゲームのようにUR、JKKが思い浮かぶ。両者の違いの徹底研究! とかは他の人に任せるとして、まあこの二つだ。
でも他府県はどうなのかは知らないけど、東京のURは古い(地区50年強)・5階建てエレベーターなし・駅からバス、の代わりに安いか、築年数新しめ・民間並みのの設備・駅チカ、の代わりに民間より高い、の両極端に分かれているような気がする。自分の年齢より古い物件は勘弁だし、いくら礼金や更新料がないとはいえ民間の物件より高いのは厳しい
じゃあJKKか? 
通称JKK東京、正確には東京都住宅供給公社。供給とか公社って響きから僕は、「配給」とか「ソ連」とかを連想しちゃうけど、安い家賃で入らせていただけるのなら文句は言いません。
今住んでいる部屋の一つ前にはJKKの都民住宅に住んでいたけど、ここは普通の不動産屋で契約したし、建物のたたずまいや設備もごく普通の賃貸マンションで、家賃も普通(気持ち安いか)だった。転居の時の部屋の傷み具合のチェックにたちあったらずいぶん厳密に居住者の責任と通常使用した場合の減耗とを区別していたので、へえ良心的だなって思ったくらい。そんなに安いの?

2019年1月28日月曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 3

家賃は安い方がいいに決まってる。
ただし事故物件は除く。事故物件と知っての上で住むのって芸人のネタくらいにしかならないけど、貸すほうもいつまでも訳あり物件として空室になっていたり大幅な値引きをするのも嫌だろうから、あの手この手でしらばっくれて貸そうとする(に違いない)。
前回部屋探しをしていた時のこと、とある物件の内見に行きあれこれ説明を受けていた。僕と妻が洗濯機置場ちょっと狭いようなあとか話していると息子が、ねえ誰かいるよとぼそりと。ほらあそこに、と言っていたけど相手にしなかった。次の不動産屋にあの部屋見たんだけどと話すと、あああそこは地元では有名な物件なんですよと言う。一人暮らしのおじいちゃんが孤独死されてね、しばらく発見されなかったんです。それが夏だったものだから・・・ ぎゃあ
霊感があった息子も今や世俗にまみれ、もう妖怪アンテナ機能していないんだろうなあ。

2019年1月27日日曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 2

引越しをすると決めた。
時期は今の部屋の契約が切れる3月中旬までに。諸費用が高騰する時期だけど、そもそも中学入試がうかってから決めた部屋だからしょうがない。更新料がなければなあと恨めしく思える。
エリアは通勤と通学の便が良くて土地勘があるエリアだとおのずと決まってくる。人生の残り時間をカウントするとさすがにラスト前とか2回前とかだろうから、いっそ思い切ってばーんと、とか一瞬思ってみたけど懐と相談するとたちまち思いはしぼむ。つまんないの。
時期とエリアは選択の余地がほとんどなくて、あとはどんなタイプの賃貸にするかだ。貸家は妻が一戸建てが嫌いなので検討の余地なく除外。ついでに多層階の1階もだめ。防犯が心配って言うけど窓開けっ放しで寝るほうがよっぽど危ないと言うも相手にされず。2階以上の部屋かつエレベーターは必須。たまたま今の部屋に付いている浴室乾燥機は条件から除外してもらって物件探しに着手。やれやれ。

2019年1月26日土曜日

JKKへの引っ越しの長い旅 1

長らく放置していたこのブログ。JKK東京が管理する物件へ引っ越しをすることにして、民間の不動産業者を使っての引っ越しとあまりに違うことにショックを受けて、これは記憶が新しいうちに書いておかないと! と再開することにした。それくらいのショック(笑)

6年ぶりに引っ越しをすることにした。
定年までカウントダウンの僕の年齢で引越しをするのは周囲を見てもあまりいない。なんだかんだと言っても持家志向が高いから、僕の友達の9割以上はずっと年賀状の宛名を変更していない。
引越しが趣味? と聞かれることもあるけど、そんなことはなくてやむにやまれず漂流しているだけだ。よく持家と賃貸どっちが徳? とかの記事を見かけるけど、そんなこと言われてもなあと思う。
まあ、ともかく引越しをする。いま住んでいる部屋は息子が中高一貫校に入学したとき、一人で電車に乗ったこともないのに1時間以上かけて通学なんてとんでもない(怒)と妻が言い(怒らなくたってと思うけど)、「猛母」三遷の教えにしたがって学校の近所に引っ越してきた。
朝目が覚めると”ぴよ”と命名したヒヨドリがひーよひーよと鳴いていて(何羽もいるんだろうけど区別つかず)、けっこう気に入っているんだけど。猛妻には勝てず。